子供と母、そして私の3人で暮らしています。
母子家庭なので忙しく、子供のことに使うお金はあっても、自分のものになるとブラウス1枚買うのも悩む日々。
なので6月14日のその日もまったくなにも意識することなくいつも通り仕事をし、帰宅しました。
玄関のドアを開けると、何やらいい匂いが。
「ただいまー。何か作ってるの?」
と声をかけると、居間のドアから、母と小学校5年生の息子が飛び出してきて、パーン!と勢いよくクラッカーを鳴らしました。
あっけにとられる私を見て2人はくすくす笑って
「やっぱりおぼえてなかったね。ママ?わかる?ハッピーバースデー!!」
と再びクラッカーを鳴らして、とんがり帽子を私にかぶせてくれました。
すっかり忘れていた、自分の誕生日。もういい歳だし、お金もないし、子供と母だけお祝いすればいいと思って
もう何年も自分の誕生日なんて気にも留めてなかったのに。…どうしよう、なんでか、すっごくうれしい。
手を引かれるままにテーブルに座ると手巻き寿司と鶏のから揚げ、フルーツポンチが並んでいました。息子と母が協力して作ってくれたそうです。
「今日はママはバースデープリンセスだから、ぼくがお寿司を作ってあげるね!」と、少々気恥しいことを言いながら息子が作ってくれた手巻きずしをいただきました。
お料理がおいしかったこともそうですが、息子と母の優しい気持ちがうれしくて、うれしくて。
私しあわせ~って、実感しました。